この記事の日付について。 2026-09-19 に調査・執筆し、公開日の 2026-10-04 にプラン価格、5時間ウィンドウの推定メッセージ数、機能可用性表、クレジット単価表、API 価格表(Standard / Batch / Flex / Fast)、API のレート制限、旧 URL の転送先を一次資料で再確認して更新しました。本文中の「2026-09-19 確認」は執筆時、「2026-10-04 確認」は公開前の再確認の日付です。筆者環境の計測値は、断りがない限り 2026-09-19 の記録です。
この記事でわかること(2026年10月時点の結論)
- 今回確認した公開料金ページには、Codex だけを単体で購入するサブスクリプション価格は載っていません。 公開されている料金は、ChatGPT のプラン(Free 0 ドル / Go 8 ドル / Plus 20 ドル / Pro 100・200・500 ドル / Business 20 ドル per user / Enterprise・Edu は個別見積)に含まれる利用枠と、API キーによる従量課金の 2 系統です(ChatGPT Learn 公式 Pricing 2026-10-04 確認)
- 「上限」という一語が、4 つの別の仕組みを指しています。 5時間ウィンドウのメッセージ数、週次上限、クレジット、API のトークン単価です。公式は、API のトークン価格はサブスクリプションの利用枠とは別で、含まれるタスク数の見積もりに使わないよう明記しており、この 4 つを 1 つの換算率で相互に変換することはできません
- 変換できるのはクレジット単価と API のドル単価の間だけです。2 つの公式表を割り算すると、7 モデル×3 区分の 21 セットすべてが 1 クレジット=0.04 ドルの比で一致しました(本稿の計算。購入価格ではありません)
- 2026-10-04 確認の公式表では、Pro には現在 5時間上限がありません。 Plus と Standard Business の 5時間あたり推定メッセージ数は同じ値です
- 私の仮定した 1 ターン(非キャッシュ入力 1 万・キャッシュ入力 5 万・出力 6 千トークン)を gpt-5.3-codex で回すと、月 181 ターンまでは API の請求額が Plus の月額 20 ドルを下回ります。 同じ量を Plus の枠で賄えるかは別の問題で、試算式は第 9 節に置きました
この記事は「いくら払えばいいか」だけを扱います。Claude Code や Cursor との比較は別の検索意図なので、第 14 節の内部リンクで既存記事へ送ります。
1. 一次資料の対応表と、開けなかったページ
料金記事の「検証環境」にあたるのは、どの公式ページをいつ読んだかです。本稿の主張と出所を先に並べます。
| 主張 | 一次資料 | 種別 | 確認日 |
|---|---|---|---|
| Free 0 ドル / Go 8 ドル / Plus 20 ドル / Pro 100・200・500 ドル / Business 20 ドル per user(2 ユーザー以上・年払い、月払いは 25 ドル)/ Enterprise・Edu は問い合わせ | learn.chatgpt.com/docs/pricing | 公式ドキュメント | 2026-10-04 |
| 5時間ウィンドウあたりの推定メッセージ数(Plus の GPT-6 Luna は 350〜3,000 など。Pro は現在 5時間上限なし) | 同上 | 公式ドキュメント | 2026-10-04 |
| クレジット単価(100万トークンあたり。GPT-5.6 Luna 入力 5 / 出力 30 など) | 同上 | 公式ドキュメント | 2026-10-04 |
| 上限到達時に Plus・Pro は追加クレジットを購入できる | 同上(FAQ) | 公式ドキュメント | 2026-10-04 |
| GPT-5.5 は 2026-10-14 に ChatGPT・ChatGPT Work・Codex の全プランから退役予定(API は対象外) | 同上(注記) | 公式ドキュメント | 2026-10-04 |
| gpt-5.3-codex は 100万トークンあたり入力 1.75 ドル / キャッシュ入力 0.175 ドル / 出力 14.00 ドル、Fast モードは 2 倍 | developers.openai.com/api/docs/pricing | 公式ドキュメント | 2026-10-04 |
| API にはモデル・組織・プロジェクト単位のレート制限と、組織ごとの承認済み月間利用上限がある | developers.openai.com/api/docs/guides/rate-limits | 公式ドキュメント | 2026-10-04 |
developers.openai.com/codex/pricing は 308 で learn.chatgpt.com/docs/pricing へ転送 | 同 URL への HTTP 取得 | 実地確認 | 2026-09-19・2026-10-04 |
platform.openai.com/docs/pricing は 301 で developers.openai.com/api/docs/pricing へ転送 | 同 URL への HTTP 取得 | 実地確認 | 2026-09-19・2026-10-04 |
旧 URL を出典に貼っている記事は、読者を転送先へ丸投げしていることになります。上の 2 行は本稿が実際にステータスコードを見て確認しました(2026-10-04 にも同じ結果でした)。
自動取得できなかったページ
次の 3 本は 2026-09-19 の自動取得で HTTP 403 が返り、本稿の根拠には含めていません。内容が存在しない、公表されていない、という意味ではありません。
https://chatgpt.com/ja-JP/codex/pricing/(日本語の公式 Codex 料金ページ)https://help.openai.com/ja-jp/articles/11481834-chatgpt-rate-card-business-enterpriseedu-credit-based-pricing(Business・Enterprise のクレジットレートカード)https://help.openai.com/ja-jp/articles/11369540-using-codex-with-your-chatgpt-plan(ChatGPT プランで Codex を使う)
とくに 2 本目は、Business 系の 1 シートあたり付与クレジット数が載っているとみられるページです。そこが読めていないため、本稿では Business のクレジット付与量を未確認として扱います。
契約条件と版
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 書き手の契約プラン | 未確認(請求画面にアクセスできていない) |
| 支払通貨・請求サイクル | 未確認 |
Codex CLI の版(codex --version) | 未確認 |
| IDE 拡張の版 | 未確認 |
| 実行 OS | Linux(本サイトの実行環境) |
| 料金確認日 | 2026-09-19(執筆時)、2026-10-04(公開前の再確認) |
この表は筆者の自己開示であって、外部の資料で検証できる種類の事実ではありません。本稿では筆者の契約プラン・支払通貨・CLI / IDE 拡張の版は確認しておらず、以下の記述はすべて公開資料のみに基づきます。第 7 節と第 8 節で、この「未確認」が具体的に何を書けなくしているかを明示します。
2. Codex の料金プラン一覧表 — Free / Go / Plus / Pro / Business / Enterprise・Edu
Codex は ChatGPT の各プランに同梱される機能です。プランを選ぶことが、そのまま Codex の予算を決めることになります。
| プラン | 月額(2026-10-04 確認) | Codex に含まれる量 | 上限に達したら | 向く人 |
|---|---|---|---|---|
| Free | 0 ドル | 「素早いコーディング作業で Codex の機能を試す」用途と記載。デスクトップアプリで GPT-6 Luna を段階的に提供(subject to rollout) | 追加購入の記載は見当たらず。待つか上位プランへ | 手を動かす前に触感を確かめたい人 |
| Go | 8 ドル / 月 | 「軽量なコーディング作業」用途と記載。提供形態は Free と同じ記載 | 同上 | 個人の小さな作業だけの人 |
| Plus | 20 ドル / 月 | 「週に数回の集中したコーディングセッションを回せる」と記載。GPT-6 Luna で 5時間あたり 350〜3,000 メッセージ(推定値) | 追加クレジットを購入して継続可能(プラン変更不要) | 副業・個人開発の主力 |
| Pro | 100・200・500 ドル / 月の 3 段階 | 現在 5時間上限なし(週次上限が適用される場合はある) | 追加クレジットを購入して継続可能 | 平日毎日、長時間エージェントを回す人 |
| Business | 20 ドル / ユーザー / 月(2 ユーザー以上・年払い。月払いは 25 ドル) | Standard Business の 5時間あたり推定値は Plus と同じ | ワークスペースクレジットを追加購入(柔軟な料金体系の場合) | SSO と学習オフが要る小規模チーム |
| Enterprise・Edu | 問い合わせ | Business に加えて優先リクエスト処理 | ワークスペースクレジットを追加購入(柔軟な料金体系の場合) | 監査ログ・データ所在地の要件がある組織 |
| API キー | 従量課金 | ChatGPT の枠ではなく API のトークン単価で支払う | ChatGPT の枠とは別に、API 側のレート制限と組織ごとの月間利用上限がある | 自動化・CI に組み込む人 |
出所は ChatGPT Learn の Pricing ページ(2026-10-04 確認)、API キーの行の制限は OpenAI API の Rate limits ガイド(2026-10-04 確認)です。
この表で最初に効くのは Business の行です。Business の年払い単価は Plus と同じ 20 ドルで、5時間あたりの推定メッセージ数も Plus と同じ値が並んでいます。Business に払う対価は、Codex の量より SAML SSO・MFA・管理者統制・既定で業務データを学習に使わない設定の側にあると読めます。「チームだから Business にすれば Codex がたくさん使える」という理解は、少なくとも 5時間あたりの推定値の表からは支えられません。ただし週次上限や他の利用枠まで同一だと公式が保証しているわけではありません。
3. 公式の機能表で Codex に「できないこと」
先に断っておくと、公式の機能可用性テーブルは ChatGPT Plus 以上(Plus / Pro / Business / Enterprise・Edu / API Key)の列しか持たず、Free と Go の機能可否はこの表からは読み取れません(ChatGPT Learn 公式 Pricing 2026-10-04 確認)。Free と Go についてページ上部のプランカードに書かれているのは「素早いコーディング作業で Codex の機能を試す」「軽量なコーディング作業に Codex を使う」という一行説明と、「デスクトップアプリで GPT-6 Luna を Standard 速度で使える(段階的に提供)」という記載です。
2026-10-04 に確認した同表から、主な行を抜き出します。
| 機能 | Plus | Pro | Business | Enterprise・Edu | API Key |
|---|---|---|---|---|---|
| Codex cloud(クラウド実行) | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| ChatGPT Work(ウェブ) | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| Codex CLI / IDE 拡張 / Codex SDK | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| Fast モード | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| GitHub のコードレビュー・自動 PR レビュー | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| Slack のクラウド連携 | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| 信頼済み自動化向けの Codex アクセストークン | — | — | ✓ | ✓ | — |
| SAML SSO・MFA・ワークスペースのユーザー管理 | — | — | ✓ | ✓ | — |
Plus と Pro でも、Codex cloud・ChatGPT Work(ウェブ)・GitHub のコードレビューは使えます。 Plus のプランカードにも「Codex on the web, in the CLI, in the IDE extension, and on iOS」「Cloud-based integrations like automatic code review and Slack integration」と書かれています。個人プランで対象外になっているのは、自動化向けのアクセストークンと、SSO などの管理機能の行です。
クラウド系の機能が使えないのは API Key の列です。API Key のカードには「No cloud-based features (GitHub code review, Slack, etc.)」とあり、使えるのは CLI・SDK・IDE 拡張に限られます。
なお 2026-09-19 の執筆時、本稿はこの表を「Plus と Pro は cloud・ウェブ・GitHub レビューの対象外」と読んでいました。公式表の ✓ はアイコンで描かれており、テキストとして取り出すと空欄になります。当時の表が違っていたのか、空欄を「対象外」と読み違えたのかは確かめられないため、2026-10-04 に確認した表に合わせて訂正しました。この表は改定が入りやすいので、契約前にブラウザで現物を確認してください。
一方、Free と Go で Codex CLI や IDE 拡張が使えるかは、このページからは判断できません。表に列が無いことと、機能が使えないことは別です。本稿では Free と Go における CLI・IDE 拡張の可否は未確認とします。ここは必ずブラウザで現物を開いて確認してください。
GitHub のプルリクエストに @codex を付けて作業を任せる運用(GitHub issue and PR delegation)も、公式表では Plus から Enterprise・Edu まで ✓ で、API Key だけが対象外です(Free・Go は同表に列がありません)。
4. 各プラン詳細 — 月額と、Codex に回せる量
公式が掲げる 5時間あたりのローカルメッセージ数の推定値は次のとおりです(ChatGPT Learn 公式 Pricing 2026-10-04 確認)。
| モデル | Plus | Standard Business |
|---|---|---|
| GPT-6 Astra | 5〜45 | 5〜45 |
| GPT-6.1 Sol | 15〜160 | 15〜160 |
| GPT-6 Sol | 15〜150 | 15〜150 |
| GPT-6 Luna | 350〜3,000 | 350〜3,000 |
同じ箇所に「Pro plans currently have no five-hour limit.」とあり、Pro には現在 5時間上限がありません。 Pro は月 100・200・500 ドルの 3 段階で、500 ドルのプランには GPT-6 Astra の Ultrafast モードが付きます。
幅があるのは、公式 FAQ が「送れるメッセージ数は、使うモデル、タスクの大きさと複雑さ、ローカル実行かクラウド実行かによって決まる」と説明しているためです。公式はこれらを「固定のメッセージ上限ではない推定値」と位置づけ、現在の上限とリセット時刻は usage ダッシュボードで確認するよう案内しています。クラウドのタスクはローカルのメッセージより多く枠を使う場合がある、とも書かれています。
2026-09-19 の執筆時、本稿は Pro 5x・Pro 20x の列を含む表(GPT-5.6 世代の 4 モデル)を読み、Pro が Plus のちょうど 5 倍・20 倍だと書いていました。2026-10-04 の公式表には Pro の列も 5時間上限も無いため、その比較はここでは使いません。Pro の価値をメッセージ単価だけで比べることもしません。プランごとにモデルの利用範囲や週次上限、他の機能が違い、1 メッセージが同じ量の作業を表すわけでもないからです。
Pro プラン新設時に何が発表されたかは、当時のニュース記事にまとめてあります → /posts/chatgpt-pro-100-plan-codex-pricing/
5. 使用量の数え方 — 4 つの単位と、変換できる範囲
ここが本記事の核です。同じ「上限」という語が、次の 4 つの別の仕組みを指しています。
- 5時間ウィンドウのメッセージ数 — 第 4 節の表(Plus と Standard Business の推定値)
- 週次上限 — 公式 FAQ は「ローカルメッセージとクラウドチャットはプランの利用枠を共有します。週次上限が適用される場合もあります」と記載。具体的な数値は私が読んだ範囲では示されていませんでした
- クレジット — 100万トークンあたりのクレジット消費量で定義
- API のトークン単価 — ドル建て
先に結論を書くと、この 4 つを 1 つの換算率で相互に変換することはできません。 公式ページは冒頭で「API token prices are separate from subscription usage; don’t use them to estimate included tasks.」と書き、クレジット単価表の脚注でも「Credit prices alone don’t determine included subscription usage」と断っています(ChatGPT Learn 公式 Pricing 2026-10-04 確認)。プランに含まれる枠(1 と 2)と、枠を使い切った後に払うクレジット(3)と、API キーの請求(4)は、別の制度です。
その中で数字どうしが直接つながるのは 3 と 4 だけです。公式は両者を別のページに置き、換算率を明示していません。そこで、ChatGPT 側のクレジット表と API 側のドル表を、同じモデルの同じ区分で割り算しました。
1 クレジット=0.04 ドル(21 セット全一致)
| モデル | 区分 | クレジット / 1M トークン | API ドル / 1M トークン(Standard) | ドル ÷ credit |
|---|---|---|---|---|
| GPT-6 Astra | 入力 | 250 | 10.00 ドル | 0.040 |
| GPT-6 Astra | キャッシュ入力 | 25 | 1.00 ドル | 0.040 |
| GPT-6 Astra | 出力 | 1,250 | 50.00 ドル | 0.040 |
| GPT-6.1 Sol | 入力 | 50 | 2.00 ドル | 0.040 |
| GPT-6.1 Sol | キャッシュ入力 | 2.5 | 0.10 ドル | 0.040 |
| GPT-6.1 Sol | 出力 | 250 | 10.00 ドル | 0.040 |
| GPT-6 Sol | 入力 | 50 | 2.00 ドル | 0.040 |
| GPT-6 Sol | キャッシュ入力 | 5 | 0.20 ドル | 0.040 |
| GPT-6 Sol | 出力 | 250 | 10.00 ドル | 0.040 |
| GPT-6 Luna | 入力 | 2.5 | 0.10 ドル | 0.040 |
| GPT-6 Luna | キャッシュ入力 | 0.25 | 0.01 ドル | 0.040 |
| GPT-6 Luna | 出力 | 12.5 | 0.50 ドル | 0.040 |
| GPT-5.6 Sol | 入力 | 100 | 4.00 ドル | 0.040 |
| GPT-5.6 Sol | キャッシュ入力 | 10 | 0.40 ドル | 0.040 |
| GPT-5.6 Sol | 出力 | 500 | 20.00 ドル | 0.040 |
| GPT-5.6 Terra | 入力 | 50 | 2.00 ドル | 0.040 |
| GPT-5.6 Terra | キャッシュ入力 | 5 | 0.20 ドル | 0.040 |
| GPT-5.6 Terra | 出力 | 300 | 12.00 ドル | 0.040 |
| GPT-5.6 Luna | 入力 | 5 | 0.20 ドル | 0.040 |
| GPT-5.6 Luna | キャッシュ入力 | 0.5 | 0.02 ドル | 0.040 |
| GPT-5.6 Luna | 出力 | 30 | 1.20 ドル | 0.040 |
クレジット列は ChatGPT Learn 公式 Pricing、ドル列は OpenAI API 公式 Pricing の Standard 料金(全モデル表)、いずれも 2026-10-04 確認。除算は本稿によるものです。2026-09-19 の執筆時は GPT-6 Astra と GPT-5.6 世代 3 モデルの 12 セットで確かめ、2026-10-04 に GPT-6.1 Sol・GPT-6 Sol・GPT-6 Luna を加えた 21 セットで再計算しました。
21 セットすべてが 0.040 で揃いました。クレジット単価は API のドル単価を 25 倍した数字として並んでいる、と読めます。この比は OpenAI が明示した値ではなく、本稿が 2 つの公式表から導いた計算結果です。
この比の使いみちは限られます。注意点は 3 つです。
- 購入価格ではありません。 公式 FAQ は「Credit purchase prices and applicable discounts depend on your plan or agreement.」と書いており、クレジットを何ドルで買えるかはプランや契約で決まります。0.04 ドルは API の Standard 単価と並べたときの比であって、請求額の根拠にはなりません
- 短コンテキストの単価に対してだけ成立します。 API の長コンテキスト列では GPT-6 Astra の入力が 20.00 ドルなので、250 クレジットで割ると 0.080 になります。クレジット表が長コンテキストをどう扱うかは、私が読んだ範囲では記載が見当たりませんでした
- 速度モードの倍率が API と同じとは限りません。 Fast モードは購入クレジットでは Standard の 2 倍、プランに含まれる枠では 2.5 倍の速さで減ると公式 FAQ にあります。API の Fast 料金は Standard の 2 倍なので、比が揃うのは購入クレジットの側だけです
メッセージ数の列は、クレジット予算からは導けない
2026-09-19 の執筆時、本稿は「メッセージ数の列も 1 本のクレジット予算から作られている」という仮説を立てていました。固定のクレジット予算をモデルごとの単価で割った商がメッセージ数になる、という考え方で当時の表を検算し、4 モデル中 3 モデルで比が合うと書きました。
2026-10-04 の再確認で、この仮説は取り下げます。公式は前述のとおりクレジット単価だけでは含まれる枠の消費が決まらないと明記しており、FAQ でも「モデル選択、文脈、推論、ツール利用、検索、キャッシュのすべてが消費に影響する」と説明しています。数字の比がたまたま揃っても、制度がそう作られている根拠にはなりません。GPT-5.6 Sol のプロモーション価格(少なくとも 2026-11-21 まで有効と公式に記載)と枠の関係も、公表されていません。
週次上限について
週次上限は「適用される場合もある」という条件付きの記載にとどまり、数値は示されていませんでした(2026-10-04 確認)。運用上は、5時間ウィンドウを通過しても週の後半で止まる可能性がある、という前提で計画するのが安全です。自分の現在値は usage ダッシュボード(chatgpt.com/codex/settings/usage)か、CLI セッション中の /status で確認できます(公式 FAQ、2026-09-19 閲覧。usage ダッシュボードと /status の案内は 2026-10-04 にも確認)。
6. ChatGPT のモデルと、API で買えるモデルは同じ名前ではない
見落としやすい構造の話を 1 つ挟みます。
ChatGPT プラン側のクレジット表に並ぶのは、GPT-6 Astra、GPT-6.1 Sol、GPT-6 Sol、GPT-6 Luna、GPT-5.6 Sol・Terra・Luna、GPT-5.5 などです(2026-10-04 確認)。一方、API 価格表には gpt-5.3-codex という Codex 専用の型番が別に存在し、入力 1.75 ドル / キャッシュ入力 0.175 ドル / 出力 14.00 ドル(100万トークンあたり、2026-10-04 確認)で売られています。この gpt-5.3-codex は ChatGPT 側のクレジット表には載っていません。
つまり「Codex で使えるモデル」は、契約経路によって一覧そのものが違います。API キーで gpt-5.3-codex を叩く運用と、Plus で Codex CLI を使う運用は、同じ作業でも別のモデルが動いている可能性があります。料金を比べるときは、この前提を揃えてから比べてください。
なお GPT-5.5 は 2026-10-14 に ChatGPT・ChatGPT Work・Codex の全プランから退役する予定だと公式ページに明記されています(OpenAI API は対象外、2026-10-04 確認)。それまでに使っている場合は移行先の単価を確認しておく必要があります。
7. 実請求額の記録 — 円・税込でいくら払ったか
該当なし。
企画時点で「書き手の請求履歴から円・税込の実額を転記する」と決めていましたが、本稿の執筆環境から請求画面にアクセスできず、実際の請求額を確認できませんでした。これは外部から検証できる事実ではなく筆者の自己開示であり、以下の記述は公開資料のみに基づきます。推定額で埋めることはしません。
確認できていないのは次の 3 点です。
- 日本での円建て定価(Free / Go / Plus / Pro / Business の各プラン)
- 消費税の扱い(表示価格が税込か税別か)
- 実際にカードへ請求された金額と、その請求日
日本語の複数メディアが Plus の円建て価格として 3,000 円という値を挙げていますが、本稿では一次資料で確認できませんでした。公式の日本語料金ページは第 1 節に記したとおり自動取得で 403 が返っています。数値を引用せずに置いておきます。
参考:ドル定価から機械的に換算するとどうなるか
実額の代わりに、定価から計算したらいくらになるかだけ置きます。これは請求書ではなく計算結果です。
換算レートは 1 ドル=156.68 円(2026-09-19 3:00 JST 時点、OANDA の為替相場)。消費税は 10% を上乗せしています。
| プラン | ドル定価 | ×156.68 円 | 消費税 10% 込み |
|---|---|---|---|
| Go | 8 ドル | 1,253 円 | 約 1,379 円 |
| Plus | 20 ドル | 3,134 円 | 約 3,447 円 |
| Business(年払い / 1 ユーザー) | 20 ドル | 3,134 円 | 約 3,447 円 |
| Business(月払い / 1 ユーザー) | 25 ドル | 3,917 円 | 約 4,309 円 |
| Pro(100 ドルのプラン) | 100 ドル | 15,668 円 | 約 17,235 円 |
この表の数字は目安であって実請求額ではありません。海外決済手数料をカード会社が上乗せする場合があります。また、ChatGPT の Web 購入は日本円を含む複数通貨での請求に対応し、iOS・Android アプリ経由ではストアの現地通貨で請求されるため(Multi-currency billing、2026-10-04確認)、円で請求される金額はこの計算とは一致しない場合があります。実額は自分の請求画面で確認してください。
8. 上限に当たった条件と、超過後の選択肢
上限に当たった条件の記録
該当なし。
「どんな作業を何時間続けたら 5時間ウィンドウを使い切ったか」を日時つきで記録する計画でしたが、本稿の執筆環境に該当する運用ログがありませんでした。無い記録は作りません。
代わりに、読者が自分で同じ記録を取るための手順を置きます。
- 作業前に CLI で
/statusを実行し、残量を控える - 作業内容(対象ファイル数・自動実行の有無・使用モデル)と開始時刻を書き留める
- 上限表示が出た時刻と、リセットまでの待ち時間を記録する
chatgpt.com/codex/settings/usageのダッシュボードで消費の推移を確認する
3 回分も取れば、自分の作業 1 単位がどれだけ枠を食うかが見えます。
上限に当たったら何が起きるか
公式 FAQ の記載(2026-09-19 閲覧)はこうです。「利用上限に達したのが実行中のターンの最中であれば、エージェントはフェアユースの範囲でそのターンを続行できます」。作業が途中でぶつ切りになるわけではない、という点は押さえておく価値があります。
次に取れる手は 3 つです。
| 選択肢 | 対象 | 実質コスト | 向くケース |
|---|---|---|---|
| 追加クレジットを購入する | Plus・Pro | 未確認(購入単価の記載を確認できず) | 締切が今日で、プラン変更を待てない |
| 上位プランへ上げる | Plus → Pro | 月 20 ドル → 100・200・500 ドル(Pro は現在 5時間上限なし。週次上限は適用される場合がある) | 上限到達が週に何度も起きる |
| リセットを待つ | 全プラン | 0 円(待ち時間のコスト) | 上限到達が月に 1〜2 回 |
| API キーでローカルのチャットを追加する | 全ユーザー | API の標準料金で従量課金 | 枠と別の財布で作業を続けたい |
追加クレジットの購入単価は、私が読んだページには記載がありませんでした。公式 FAQ は「Credit purchase prices and applicable discounts depend on your plan or agreement.」としており、購入価格はプランや契約で決まります(2026-10-04 確認)。第 5 節の 1 クレジット=0.04 ドルは API の Standard 単価と並べたときの比なので、購入画面の単価をこれと比べると「同じトークン量を API キーで回した場合とどちらが高いか」の目安にはなります。ただし API キーではクラウド機能が使えず、Fast モードの倍率も枠とクレジットで違うため、作業内容まで同じ条件で比べられるとは限りません。
公式 FAQ には、すべてのユーザーが API キーを使って追加のローカルチャットを回せ、その分は API の標準料金で課金される、という記載もあります(2026-10-04 確認)。
Business・Edu・Enterprise で柔軟な料金体系を契約している場合は、ワークスペース単位で追加クレジットを購入できると記載されています。個人プランのように各自が買い足す形ではありません。
Free と Go について追加クレジット購入の記載は、私が読んだ範囲では見当たりませんでした。記載が無いことと、購入できないことは別です。実際の可否は購入画面で確認してください。
9. API 従量課金の単価表と月額シミュレーション
単価表(2026-10-04 確認)
| モデル | 入力 / 1M | キャッシュ入力 / 1M | 出力 / 1M |
|---|---|---|---|
| gpt-5.3-codex(標準) | 1.75 ドル | 0.175 ドル | 14.00 ドル |
| gpt-5.3-codex(Fast) | 3.50 ドル | 0.35 ドル | 28.00 ドル |
| gpt-6-astra(短コンテキスト) | 10.00 ドル | 1.00 ドル | 50.00 ドル |
| gpt-6.1-sol(短コンテキスト) | 2.00 ドル | 0.10 ドル | 10.00 ドル |
| gpt-6-luna(短コンテキスト) | 0.10 ドル | 0.01 ドル | 0.50 ドル |
| gpt-5.6-sol(短コンテキスト) | 4.00 ドル | 0.40 ドル | 20.00 ドル |
| gpt-5.6-terra(短コンテキスト) | 2.00 ドル | 0.20 ドル | 12.00 ドル |
| gpt-5.6-luna(短コンテキスト) | 0.20 ドル | 0.02 ドル | 1.20 ドル |
出所は OpenAI API 公式 Pricing(2026-10-04 確認。gpt-5.6-terra と gpt-5.6-luna は同ページの全モデル表の Standard 料金)。同ページの GPT-6 世代などの表には、上の 3 列とは別に「Cache writes(キャッシュ書き込み)」の列があり、たとえば gpt-6-astra の短コンテキストは 12.50 ドルです。上の表は入力・キャッシュ入力・出力の 3 列だけを抜き出したもので、これだけで全ての API 料金を表しているわけではありません。
同ページの Batch と Flex の表は、掲載されたモデルで Standard の半額、Fast の表は 2 倍の単価が並んでいます(2026-10-04 確認)。どのモデルがどのモードに対応するかは表ごとに違うので、使うモデルの行で確かめてください。
Fast モードが「速度を別の SKU として売る」構造であることは、GPT-5.6 Sol の Ultrafast モードを扱った記事で掘り下げています → /posts/openai-gpt-5-6-sol-ultrafast-cerebras-750-tokens-2026/
定額と従量課金の分岐点
1 ターンあたりのコストを次の式で置きます。$t_{\text{in}}$ は非キャッシュ入力、$t_{\text{cache}}$ はキャッシュ入力、$t_{\text{out}}$ は出力のトークン数です。
$$ C_{\text{turn}} = \frac{t_{\text{in}} \cdot p_{\text{in}} + t_{\text{cache}} \cdot p_{\text{cache}} + t_{\text{out}} \cdot p_{\text{out}}}{10^{6}} $$定額プランの月額を $P$ とすると、分岐点となるターン数 $N^{*}$ は次のとおりです。
$$ N^{*} = \frac{P}{C_{\text{turn}}} $$Codex のセッションはリポジトリの文脈を毎ターン読み直すため、条件が揃えば入力の多くがキャッシュに乗ります。ここでは入力の大半がキャッシュに当たる前提で、1 ターンを非キャッシュ入力 10,000・キャッシュ入力 50,000・出力 6,000 トークンと置きます。gpt-5.3-codex の標準単価を当てはめると、
$$ C_{\text{turn}} = \frac{10{,}000 \times 1.75 + 50{,}000 \times 0.175 + 6{,}000 \times 14.00}{10^{6}} = 0.11025 $$1 ターンあたり約 0.110 ドルです。これを月額で割ると分岐点が出ます。
| 月あたりターン数 | API 課金額(標準) | API 課金額(Fast) |
|---|---|---|
| 50 | 5.51 ドル | 11.03 ドル |
| 100 | 11.03 ドル | 22.05 ドル |
| 181 | 19.96 ドル | 39.92 ドル |
| 300 | 33.08 ドル | 66.15 ドル |
| 500 | 55.13 ドル | 110.25 ドル |
| 907 | 100.00 ドル | 200.00 ドル |
| 2,000 | 220.50 ドル | 441.00 ドル |
結論はこうです。
- 正確な分岐は $20 \div 0.11025 \approx 181.4$ ターンなので、月 181 ターン(22 営業日で 1 日あたり約 8 ターン)までなら、API の請求額は Plus の月額 20 ドルを下回ります
- 同じ計算で、Pro の 100 ドルと並ぶのは $100 \div 0.11025 \approx 907.0$ ターン(1 日約 41 ターン)です
- Fast モードを常用すると分岐点は半分になり、Plus の月額を下回るのは月 90 ターンまでです
この比較は「固定したトークン数のターンを API で回すと、月額と同じ金額になるのは何ターンか」という算術です。Plus の枠で月 181 ターンを賄えるか、Pro がそれ以上を賄えるかまでは示していません。 公式も API のトークン価格を含まれるタスク数の見積もりに使わないよう明記しています。実際の推論トークン、ツール呼び出しの往復、キャッシュの外れや書き込み費用が加われば、1 ターンの単価も変わります。
API キー側にも制限はあります。OpenAI の Rate limits ガイドによると、API には RPM(1 分あたりリクエスト数)や TPM(1 分あたりトークン数)などのレート制限がモデルごと・組織とプロジェクト単位で設定され、組織ごとに承認済みの月間利用上限もあります(OpenAI API Rate limits、2026-10-04 確認)。ただしこれらは請求額を自分の予算で止める仕組みとは別物です。1 日に 1 回、リファクタを自動で流すような使い方をすると、ターン数は簡単に 1 日 41 を超えます。予算の管理は、API 側の利用状況を自分で見張る前提で考えてください。
トークン数の仮定は自分の実測に置き換えてください。CLI の /status と API の usage ダッシュボードで実際の消費を測り、上の式に入れ直せば自分の分岐点が出ます。
10. シーン別:個人 / 副業 / 小規模チーム / 法人はどれを選ぶか
| 立場 | 推奨 | 根拠 |
|---|---|---|
| まず触ってみたい個人 | Free | 公式カードの記載は「素早いコーディング作業で Codex の機能を試す」用途。費用 0 で感触は掴めます |
| 月に数回しか触らない人 | API キー | 第 9 節の仮定なら月 181 ターンまでは請求額が Plus の月額を下回り、使わない月は 0 円です。クラウド機能は使えません |
| 週に数回のセッションを回す副業エンジニア | Plus(20 ドル) | 公式の想定用途そのもの。上限到達時に追加クレジットで凌げます |
| 平日毎日、長時間エージェントを回す個人開発者 | Pro(100・200・500 ドル) | Plus の上限到達が週に何度も起きる段階。Pro には現在 5時間上限がありません(週次上限は適用される場合があります) |
| 2 人以上の小規模チーム | Business(年払い 20 ドル / 人) | 5時間あたりの推定値は Plus と同じ。買うのは SSO・管理統制・既定で学習に使わない設定 |
| 監査ログ・データ所在地の要件がある法人 | Enterprise・Edu | 優先リクエスト処理、SCIM、EKM、Compliance API による利用監視 |
| CI やバッチに組み込む用途 | API キー | Batch 対応のモデルなら Standard の半額なので、遅延を許容できるジョブは安くなります |
Go(8 ドル)を推奨に入れていないのは、第 3 節のとおり公式の機能可用性テーブルに Go の列が無く、Codex の観点で何が増えるのかを一次資料で確認できないためです。Codex を仕事で使う目的なら、機能可否が表で確認できる Plus まで上げるか、API キーに行くほうが筋が通ります。
11. コスト最適化 — 同じ作業で消費を減らす手順
公式 FAQ「What can I do to make my usage limits last longer?」が挙げている節約策(ChatGPT Learn 公式 Pricing 2026-09-19 閲覧)を、効きそうな順に並べ直します。6 番目だけは公式の一覧に無い、筆者の補足です。
- プロンプトに載せるソースを絞る — クレジットは入力にも課金されます。関係ないファイルを読ませないだけで入力トークンが減ります
- 出力量を必要分に合わせる — 出力単価は入力の 8 倍(gpt-5.3-codex で 14.00 ドル 対 1.75 ドル)です。対象読者・形式・長さを決め、必須の作業と任意の改善を分けるよう公式 FAQ は勧めています
- AGENTS.md を小さく保つ — 大きなプロジェクトではリポジトリ内で入れ子にすることで、注入する文脈量を制御できると公式 FAQ は説明しています
- MCP サーバーの数を絞る — 接続本数ではなく、コンテキストに載るツール定義の総量が効きます。この数え方は別記事で整理しました → /posts/mcp-server-how-to-choose-recommended-list-token-cost-2026/
- 小さいモデルに切り替える — Luna は Terra の 10 分の 1 の単価です。定型的な修正なら十分な場面があります
- キャッシュを効かせる — これは公式 FAQ の節約策一覧には含まれない、筆者の補足です。API 価格表のキャッシュ入力は gpt-5.3-codex などで通常入力の 10 分の 1 なので、キャッシュが当たる限り、同じセッションを続けるほうが毎回作り直すより安くなりやすい計算です。ただしキャッシュが当たるかは条件次第で、文脈が膨らめば入力そのものが増えます
2 と 5 の組み合わせが大きく効きます。第 9 節の式で、非キャッシュ入力 1 万・キャッシュ入力 5 万トークンは据え置き、モデルを変えてもトークン消費量は変わらず、キャッシュが毎ターン当たり続けて書き込み費用は発生しないと仮定したうえで、出力 6,000 トークンを 2,000 に減らして Terra に切り替えると、1 ターンのコストは 0.110 ドルから約 0.054 ドル(約 51% 減)まで落ちます。gpt-5.6-terra の短コンテキスト単価(入力 2.00 ドル / キャッシュ入力 0.20 ドル / 出力 12.00 ドル、OpenAI API 公式 Pricing 2026-09-19 取得、2026-10-04 にも同じ値を確認)による概算です。ただし同ページには短コンテキストと長コンテキストを分ける閾値トークン数が書かれておらず、入力が合計 6 万トークンになるこのシナリオがどちらの単価で課金されるかは、一次資料からは確認できませんでした。長コンテキスト単価(入力 4.00 ドル / キャッシュ入力 0.40 ドル / 出力 18.00 ドル、同ページ 2026-09-19 取得。2026-10-04 の再確認では同ページで gpt-5.6-terra の長コンテキスト列を見つけられず、この値は再確認できていません)で計算すると 1 ターンは約 0.096 ドルで、削減幅は約 13% にとどまります。比較元の gpt-5.3-codex は短・長の区分を持たない単一単価なので、削減率は約 13〜51% の幅を持つ参考値として読んでください。
限界も書いておきます。小さいモデルに落とすと、同じ作業でやり直しが増えることがあります。ターン数が 3 倍になれば単価の差は消えるので、節約策は必ず /status の実消費で効果を確かめてから常用してください。
12. よくある質問
Codex だけを契約することはできますか
今回確認した公開料金ページには、Codex だけを単体で購入するサブスクリプション価格は載っていません。ページ冒頭は「ChatGPT Work and Codex are included in your ChatGPT Free, Go, Plus, Pro, Business, Edu, or Enterprise plan」と書いており、公開されている選択肢は ChatGPT のプランに含まれる利用枠か、API キーの従量課金かです(ChatGPT Learn 公式 Pricing 2026-10-04 確認)。個別の法人契約まで含めて単体契約が無いと言い切れるわけではありません。
Plus と Pro で 5 倍になるのは何ですか
2026-10-04 確認の公式表では、Pro に「5 倍」という枠の表記はありません。Pro は月 100・200・500 ドルの 3 段階で、現在 5時間上限がありません(週次上限が適用される場合はあります)。2026-09-19 の執筆時は Pro 5x・20x の列を含む表を読んで「Plus のちょうど 5 倍・20 倍」と書いていましたが、現行の表では確かめられないため取り下げました。いずれにしても、モデルの性能や速度が何倍にもなるわけではありません。
クレジットは何円ですか
公式は円建ての換算を示していません。本稿が ChatGPT 側のクレジット表と API 側のドル表を割り算したところ、21 セットすべてで 1 クレジット=0.04 ドルの比になりました(2026-10-04 確認)。1 ドル=156.68 円(2026-09-19)で換算すると約 6.3 円ですが、これは API 単価との比からの計算です。クレジットの購入価格と割引はプランや契約で決まると公式 FAQ にあり、請求される金額ではありません。
API のほうが安いと聞きましたが本当ですか
使用量によります。私の仮定した 1 ターン(非キャッシュ入力 1 万・キャッシュ入力 5 万・出力 6 千トークン)を gpt-5.3-codex で回すと、月 181 ターンまでは API の請求額が Plus の月額 20 ドルを下回ります。ただしこれは金額の算術で、Plus の枠でその量を賄えるか、モデルや使える機能が同じかは別の問題です(API キーではクラウド機能が使えません)。自分のトークン消費を測って第 9 節の式に入れ直してください。
上限に当たると作業が中断されますか
公式 FAQ は、実行中のターンの最中に上限へ達した場合、エージェントはフェアユースの範囲でそのターンを続行できると説明しています。次のターンを始める前に、追加クレジットの購入・プラン変更・リセット待ちのいずれかを選ぶことになります。
13. まとめ
- 今回確認した公開料金ページに Codex 単体のサブスクリプション価格は無く、公開されている料金は ChatGPT プランに含まれる枠と API キーの従量課金の 2 系統です(ChatGPT Learn 公式 Pricing 2026-10-04 確認)
- ChatGPT 側のクレジット単価と API 側のドル単価を 7 モデル×3 区分で割ると、21 セットすべてが 1 クレジット=0.04 ドルの比で一致しました。ただしこれは購入価格ではなく、5時間枠や週次上限の量にも換算できません
- Plus と Standard Business の 5時間あたり推定メッセージ数は同じ値で、Pro には現在 5時間上限がありません。Plus・Pro でも Codex cloud と GitHub のコードレビューは使え、使えないのは API キーの側です
- 私の仮定した 1 ターンでは、月 181 ターンまで API の請求額が Plus の月額 20 ドルを下回ります。Plus の枠でその量を賄えるかまでは、この計算からは言えません
- 日本円・税込の実請求額は、請求画面にアクセスできなかったため本稿では確認できていません。円建て定価と消費税の扱いは未確認のままです
価格は改定が早い領域です。本稿の数値は 2026-09-19 に調べ、主な料金表は 2026-10-04 に再確認したものです。契約の前に ChatGPT Learn の Pricing ページ と OpenAI API の Pricing ページ を開き直してください。
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