この記事でわかること

  • Gemini アプリに出る (2)(4)(5)(7)(9)(12)(13)(17) や 1000+(1099・1185 など)の番号は、公式ヘルプでは『予期しない問題』の1グループにまとめられています。番号ごとに別の原因があるとは書かれていません
  • 表示された番号や文言から、Google 側の障害・混雑、利用上限、連携アプリと権限、地域とアカウント種別、手元の端末と通信、の5つを軸に、原因の候補と次の確認先を絞れます(原因が1つに確定するわけではありません)
  • まず Google Workspace ステータス ダッシュボードの「Gemini」の行で障害の有無と影響範囲を確かめ、次に公式ヘルプの手順を試す、という筆者の進め方がわかります
  • 会社・学校のアカウントだけで使えないときに、管理者に何を確認してもらえばよいかがわかります
  • 直らないときのフィードバックの送り方と、報告に書く項目がわかります

Gemini でエラーが出たら、表示された番号と文言を記録し、番号を調べ込むより先に、文言から原因の候補と確認先を絞ってください。公式ヘルプの表に載っている番号つきの表示は、地域を示す 1060 を除けば、「処理中に予期しない問題が起きた」という同じ説明です(Gemini アプリ ヘルプ『Troubleshoot error codes in Gemini Apps』 2026-10-25確認)。

切り分けの順番は、障害の確認、上限の確認、手元の手順の3段です(この順番は筆者の提案で、公式ヘルプが定めたものではありません)。ステータス ダッシュボードで「Gemini」の行に障害が出ていれば、詳細を開き、発生時刻・対象の機能・利用経路が自分の症状と重なるかを確かめ、Google が案内する回避策や復旧情報を確認します。出ていなければ利用上限の表示を確かめ、それでもなければ再送信・新しいチャット・添付の確認と、公式の手順を試します。


1. この記事の根拠と確認日(一次資料の対応表)

この記事には、筆者が手元で測った数値はありません。根拠は Google の公式ヘルプとステータス ダッシュボードです。どの主張をどのページで確かめたかを先に示します。

主張一次資料種別確認日
番号つきエラーの区分、文言ごとの原因、一般的な対処手順Troubleshoot error codes in Gemini Apps(answer/18647528)公式ヘルプ2026-10-25
フィードバック送信の手順、仕事・学校アカウントの制約、送られる内容Gemini アプリに関するフィードバックを送信する(answer/13275746)公式ヘルプ2026-10-25
「Gemini」「Gemini Notebook」の行、インシデントの有無、表示の凡例、過去の障害の影響範囲と回避策Google Workspace ステータス ダッシュボード公式ステータス2026-10-25(確認時点のページ表示の最終更新 0:55 UTC)
個人向けアプリの利用上限(5時間ごとの回復、週上限、有料の Flash-Lite 続行)Gemini Apps limits & feature availability(answer/16275805)公式ヘルプ2026-10-25
Workspace 管理者による Gemini アプリのオン・オフ、反映時間、年齢条件Turn the Gemini app on or off公式管理者ヘルプ2026-10-25
Gemini ウェブアプリの提供国・言語Where you can use Gemini Apps(answer/13575153)公式ヘルプ2026-10-25

1-1. 確認環境と、この記事に無いもの

公式ページはすべて 2026年10月25日(JST)にブラウザ相当の取得で本文を読みました。エラーヘルプ answer/18647528 には「iPhone と iPad」「Android スマートフォンとタブレット」「パソコン」の3つのタブがあります。最終更新日の記載はありません。

エラー文言は、ヘルプの英語版に書かれた原文で引用しています。日本語の画面に出る表示は訳語が異なる場合があるので、英語の文言と照らして読んでください。

この記事には画面のスクリーンショットを載せていません。筆者は今回、エラーが出た状態を再現しておらず、手順の画面も撮影していないためです。手順のメニュー名は公式ヘルプの記載に基づいており、実機で1つずつたどったものではありません。UI が変わっていた場合は、ヘルプの最新の記載を優先してください。


2. 最初に知っておくこと: 番号の多くは「予期しない問題」の1グループ

上位に出てくる解説ページには、番号ごとに原因を書き分けた早見表がよくあります。しかし公式ヘルプの分け方は違います。

ヘルプの「エラーコードの意味」の項は、番号を2つにしか分けていません(answer/18647528、2026-10-25確認)。

公式の区分含まれる番号公式の説明(要約)
地域1060住んでいる国や地域で Gemini アプリが使えない可能性がある
予期しない問題(2)(4)(5)(7)(9)(12)(13)(17)、1000+(例として 1099、1185)プロンプトの処理中に Gemini アプリが予期しない問題に当たった

つまり「エラーが発生しました(13)」と「1099」は、公式の説明の上では同じ扱いです。(13) は通信、1099 はサーバー、のように番号ごとの原因を断定できる記述は、このヘルプにはありません。番号ごとの原因を書いた解説を見かけても、公式の根拠があるものとしては扱わないでください。

ではなぜ番号があるのか。ヘルプは、一般的な手順の最後に「問題を報告するときは説明にエラー番号を入れる」と書いています。番号は、利用者が原因を読み取るためより、報告を受けた Google 側が調べるための手がかりと読むのが自然です(これは筆者の解釈です)。

この区分から言えることは2つです。1つ目は、1060 だけは原因の見当がつくので、地域と提供条件を確かめに行けること。2つ目は、公式表に載ったそれ以外の番号は番号で調べ込んでも原因に近づかず、次の章の文言の分類と、障害・上限・手元の順の切り分けに進んだほうが早いことです。


3. 公式ヘルプのエラー表示と原因の分類表

ここが記事の本体です。answer/18647528 に載っている表示を、ヘルプの区分どおりに並べました。「原因の分類」と「最初に見る場所」「Workspace で追加で確認すること」の列は筆者の割り当てです。公式に記載がない欄は「公式記載なし」と書いています。

3-1. 分類表(2026年10月25日時点)

表示(英語原文)公式の説明の要約原因の分類最初に見る場所公式の対処Workspace で追加で確認すること
1060国や地域で使えない可能性地域・アカウント種別提供国の一覧(ウェブとモバイルで別)提供地域を確認する公式記載なし。組織側の提供設定も管理者に確認する
(2)(4)(5)(7)(9)(12)(13)(17)、1000+(1099・1185 など)処理中に予期しない問題不明(障害・混雑・手元のどれもあり得る)ステータス ダッシュボードの「Gemini」の行一般的な手順(4章・5章)公式記載なし
Too many requests in a short time period利用の集中、または一時的な利用上限Google 側の混雑/利用上限上限到達の通知、「Usage Limits」数分待って再試行Workspace は回数上限の表が別(6章)
I cannot fulfill this request/This feature only works with content that Gemini can access必要な連携アプリがつながっていない可能性連携アプリ・権限連携アプリの設定連携アプリの設定でつながっているか確認組織で連携先のサービスが使える設定か管理者に確認
I can’t generate images/I can’t save in Sheets など普段できる作業が失敗した不明(機能単位の失敗)新しいチャットでの再現新しいチャットでプロンプトを入れ直す公式記載なし
I can’t do that right now/Something went wrong. Please try again later.具体的な原因の記載なし不明ステータス ダッシュボード、上限の表示数分待つなど一般的な手順公式記載なし
Terms of service are updated. Please restart the app規約が更新された規約更新公式記載なしブラウザの更新かアプリの再起動公式記載なし
Sorry, I wasn’t able to do what you asked because I don’t have access to the information内容へのアクセス権がないか、プライバシー保護で遮られた連携アプリ・権限対象のファイルや共有設定公式記載なしファイルの共有範囲と組織のポリシーを確認
Gemini is currently not supported in your location国や地域でまだ使えない地域・アカウント種別提供国の一覧提供地域を確認する公式記載なし

ヘルプは文言の項のまとめとして、番号のないエラーの主な原因を3つ挙げています。利用の集中や利用上限、連携アプリが有効になっていないこと、画像生成や Sheets への保存などの操作がうまく完了しないこと、です。対処として、数分待つ、新しいチャットで入れ直す、端末と連携アプリの必要な権限が許可されているか確かめる、を勧めています。

3-2. 表の読み方と注意

「Something went wrong」は利用上限を意味する文言ではありません。ヘルプでは原因の記載がない汎用の表示です。上限と結びつけて書かれているのは「Too many requests in a short time period」のほうで、それも「利用の集中か一時的な上限」と2つの可能性が併記されています。混雑なのか上限なのかは、この文言だけでは決まりません。

アカウント・地域・ポリシーの項には、文言の引用はないものの、もう1つ条件が書かれています。一部の機能は、仕事・学校のアカウントや、所定の年齢に満たない利用者には提供されない、という記述です。同じ操作が個人アカウントでは通り、会社のアカウントでは通らないなら、この行に当たる可能性があります(7章)。

地域の表示について補足します。ウェブアプリは 230 以上の国と地域、70 以上の言語で提供され、日本語も含まれます(Where you can use Gemini Apps 2026-10-25確認)。同じページは、モバイルアプリは提供状況が異なる場合がある、と注記しています。日本から普段どおり使っていて 1060 が出たなら、VPN や海外のネットワーク経由になっていないかを先に確かめてください。この「VPN を確かめる」は筆者の提案で、ヘルプには書かれていません。


4. まず Google 側の障害かを確かめる

番号つきの表示や「Something went wrong」は、Google 側の障害でも手元の問題でも出得ます。手元の操作を始める前に、障害が公表されていないかを見ておくと無駄が減ります。

4-1. Workspace ステータス ダッシュボードの「Gemini」の行

Google が公開している稼働状況のページは Google Workspace ステータス ダッシュボードです。2026年10月25日 0:55 UTC(日本時間 9:55)の表示では、Gemini に関係する行は「Gemini」と「Gemini Notebook」の2つでした。「Gemini アプリ」という名前の行はありません。同時刻、インシデントは「インシデントなし」でした。これは確認時点の表示です。この記事を読んでいる時点の状況は、ダッシュボードで直接確かめてください。

凡例は4種類です。

表示意味
利用可能公表された障害なし
サービス情報サービスに関する情報
サービス障害一部の利用者や機能で障害
サービス停止サービスが使えない

時刻は UTC 表示です。日本時間にするには9時間を足します。過去のインシデントは、ページ内の履歴へのリンクから見られます。インシデントの行を開くと、影響した機能や経路と、あれば回避策が書かれています。行の色だけで判断せず、詳細まで読んでください。

4-2. このダッシュボードが当てにならない場面

このダッシュボードは、ページ自身が「Google Workspace に含まれるサービスの状況」と説明しています。つまり、個人の Google アカウントで gemini.google.com を使っている人の障害を網羅すると書かれているわけではありません。全障害の掲載を保証する説明は確認できませんでした。一方で、個人アカウントを含む障害が掲載された例はあります。2026年6月10日の「Something went wrong」が出た障害の報告には、個人アカウントと Workspace の双方に影響した、と書かれています(Google Workspace ステータス ダッシュボード インシデント報告 2026-10-25確認)。

そのため判断は次のように分けてください。

ダッシュボードの状態判断
「Gemini」の行にサービス障害・サービス停止詳細を開き、発生時刻・対象の機能・利用経路が自分の症状と重なるかを確かめる。回避策が案内されていればそれに従い、なければ復旧を待って再試行する
「利用可能」で、Workspace アカウントで使っている障害は公表されていない。5章の手順と7章の管理者確認に進む
「利用可能」で、個人アカウントで使っている障害がないとは言い切れない。5章の手順に進み、同じ時刻に他の人も困っていないかは補助的に見る

障害が掲載されていても、全操作が止まるとは限りません。2026年2月18日に始まった会話履歴が表示されない障害では、履歴はアクティビティ画面から見られ、新しい会話は通常どおり作成できる、と公式に案内されていました(同ダッシュボードのインシデント報告 2026-10-25確認)。逆に、個人・Workspace のどちらでも、「利用可能」の表示は障害が無いことの証明にはなりません。

ダッシュボードには、表示されていない問題が起きているときはサポートに問い合わせるよう書かれています(Google Workspace ステータス ダッシュボード 2026-10-25確認)。これは Workspace の契約者向けの案内で、個人アカウントには当てはまりません。個人アカウントの相談先は8章で扱います。


5. 【個人アカウント】公式の手順を試す

障害が公表されていなければ、公式ヘルプの「ほとんどのエラーコードに共通する手順」を試します(answer/18647528、2026-10-25確認)。以下は公式ヘルプの掲載順です。ヘルプは順番の理由を書いておらず、全部を順に行う決まりもないので、状況に合うものから試してください。

5-1. 公式の手順(掲載順)

  1. 同じプロンプトをもう一度送る。一時的な接続やサーバーの問題は、すぐ解消することが多いとヘルプは書いています
  2. 新しいチャットを始める。それまでの会話の文脈がリセットされます
  3. 添付ファイルを外すか、確かめる。ファイル形式が対応していて、アップロードの上限内かを見ます
  4. 音声入力や Gemini Live をやめて、テキストで入力する
  5. インターネット接続を確かめる。遅い・不安定なら別のネットワークに切り替えます
  6. 利用が集中しているときは、約5分待つ
  7. ブラウザなら gemini.google.com のタブを再読み込みする。スマホならアプリを閉じて開き直す
  8. それでも直らず報告するときは、説明にエラー番号を書く(8章)

5-2. 各手順で何が分かるか

手順ごとに、効いたときに何が原因だったと考えられるかを並べます。原因の推定は筆者のもので、ヘルプにはこの対応は書かれていません。

効いた手順考えられる原因
1. 再送信一時的な接続やサーバー側の揺らぎ
2. 新しいチャット長くなった会話や、前の文脈に引きずられた処理
3. 添付を外す非対応のファイル形式、サイズの上限超え
4. テキスト入力に切り替え音声・Live 側の処理の問題
5. ネットワークを変える手元の回線、社内回線、VPN
6. 約5分待つGoogle 側の混雑
7. 再読み込み・再起動規約の更新、アプリやタブの状態の不整合

5番目でネットワークを変えて直った場合は、回線や接続経路が関係している可能性があります。ただし、切り替えている間に Google 側の一時的な問題が解消しただけ、ということもあり得るので、一度の成功だけでは原因は確定しません。会社の回線で起き、スマホのモバイル通信で直ったなら、試した回線と結果をそのまま情シスや管理者に伝えてください。調査の手がかりになります。

5-3. 手順の副作用

2番目の「新しいチャット」は、それまでの会話の文脈を引き継ぎません。長い資料を読み込ませた会話なら、資料を貼り直す手間がかかります。前のチャットそのものは履歴に残るので、消えるわけではありません。ただし履歴の保存をオフにしているなど、設定によっては残らない場合があります。

3番目で添付を外すと、その資料を踏まえた回答は得られません。大きなファイルは分割するか、必要な部分だけを貼ると通ることがあります。この分割は筆者の提案です。

7番目の再読み込みでは、送信前に入力していた文章が消えることがあります。長いプロンプトを書いていたなら、再読み込みの前にコピーしておいてください。


6. 利用上限に当たったときの表示と、回復を待つ判断

「Too many requests in a short time period」が出たときや、上限に達した旨の通知が出たときは、利用上限の可能性があります。上限の仕組みの詳細は Gemini無料制限はアプリ・API・CLIで別物 にまとめているので、ここでは「待つかどうか」の判断に必要なことだけを書きます。

6-1. 個人向けアプリの上限(2026年10月25日に再確認)

個人向けの Gemini アプリの上限は、回数ではなく計算量で決まります。ヘルプは、上限に達すると、いつ回復するかを知らせる通知が出ると書いています。回復は『Your limit refreshes every 5 hours until you reach your weekly limit.』、つまり5時間ごとで、週の上限に達したあとは週上限の回復まで待つことになります(Gemini Apps limits & feature availability 2026-10-25確認)。

残量と回復時刻は、gemini.google.com の画面左下の「Settings」から「Usage Limits」を選ぶと確認できる、とヘルプにあります。日本語画面での項目名は今回確認していません。

有料プランの人は、上限に達しても Flash-Lite で会話を続けられます。無料版は、回復を待つかプランを上げるかです。無料版では、Deep Research のような計算量の多い機能は、利用が集中している時間帯に使えないことがある、とも書かれています。

6-2. 待つか、別の手を打つか

状況判断
上限到達の通知が出ていて、回復時刻が表示されているその時刻まで待つ。再送信を繰り返しても戻らない
「Too many requests」だが上限の通知はない混雑の可能性。約5分待って再送信する(5章の6番目)
有料プランで応答が Flash-Lite になったそのまま続けるか、回復を待つ
無料版の Deep Research だけが使えない通常の利用枠とは別の、混雑時の制限の可能性。時間をおく
週上限に達した通知に表示される回復時刻まで待つ。プランの変更を検討するなら Geminiプラン比較 へ

画像生成だけが通らない場合は、画像生成の上限の扱いが別に整理されています。Gemini画像生成の無料制限 を見てください。


7. 【仕事・学校アカウント】管理者側で確認すること

会社や学校から配られたアカウントで、個人アカウントでは起きないエラーが出る場合、原因は利用者の手元ではなく組織の設定にあることがあります。利用者が自分で直せる範囲は狭いので、管理者に何を確認してもらうかを整理しておくのが近道です。

7-1. アカウント種別で使える機能が違う

エラーヘルプは、一部の機能は仕事・学校のアカウントでは提供されない、と書いています(answer/18647528)。個人アカウントで使えた機能が会社アカウントで使えないのは、この条件に当たっている可能性があります。

Workspace の管理者ヘルプによると、Gemini アプリは既定で、アクセスできるライセンスを持つ 18 歳以上の利用者が使えます。Google Workspace for Education の 18 歳未満の利用者は限られた機能だけが使えます(Turn the Gemini app on or off 2026-10-25確認)。

上限の数え方も個人向けとは別です。Workspace の Gemini アプリは、モデルごとの回数上限が管理者向けヘルプに表で示されています。数値と回復の単位は Gemini無料制限はアプリ・API・CLIで別物 の Workspace の節にあります。

7-2. 管理者が見る設定

管理者ヘルプによると、Gemini アプリのオン・オフは管理コンソールの「Menu」→「Generative AI」→「Gemini app」で切り替えます。操作には Gemini の設定に関する管理者権限が必要です。「Service status」で「On for everyone」か「Off for everyone」を選び、「Save」で保存します(英語版ヘルプの表記。2026-10-25確認)。

この設定について、管理者ヘルプには次のことが書かれています。

  • 組織部門や設定グループごとに、一部の利用者だけオン・オフできる。グループの設定は組織部門の設定より優先される
  • オン・オフ(Service status)の変更の反映には最大 24 時間かかることがあるが、通常はもっと早い。会話履歴の設定は別で、反映に最大 72 時間かかることがある(Turn the Gemini app on or off 2026-10-25確認)
  • Android で使うには「Search and Assistant」のサービスもオンになっている必要がある
  • この設定は gemini.google.com、モバイルアプリ、Chrome の Gemini へのアクセスを決める。Workspace の他のサービスの AI 機能には影響しない

管理者が設定を変えた直後に使えないなら、24 時間以内の反映待ちの可能性があります。Android だけで使えないなら「Search and Assistant」の設定が関係しているかもしれません。オフのときに利用者の画面にどんな表示が出るかは、管理者ヘルプには書かれていませんでした。

7-3. 管理者への伝え方

管理者に相談するときは、次の項目をまとめて渡すと調べやすくなります。

項目例
表示された文言・番号英語原文か、画面の日本語をそのまま
発生日時(JST)2026-10-25 10:30 ごろ
使った経路gemini.google.com(ブラウザ名と版)、Android アプリ、iPhone アプリ
再現するか毎回か、ときどきか
個人アカウントでは起きるか同じ端末・同じ操作で試した結果
回線を変えると直るか社内回線、モバイル通信、自宅回線での結果
試した手順5章の1〜7のどこまでやったか

「個人アカウントでは起きない」「回線を変えると直る」の2点が分かっていると、組織の設定か社内ネットワークかを調べる手がかりになります。会社の規定で個人アカウントを業務に使えない場合は、試すこと自体を避けてください。

7-4. 仕事・学校アカウントのフィードバックの制約

フィードバックのヘルプには、Pro を利用できる仕事用アカウント、または学校用アカウントでは、回答へのフィードバックに追加の情報を加えたり、内容を添付したりできない、とあります(Send feedback on Gemini Apps 2026-10-25確認。日本語版では「Google AI Pro を使う仕事用アカウント」と訳されていますが、個人向け Google AI Pro の契約が条件という意味ではありません)。これは回答への評価に関する制約で、問題の報告そのものができないとは書かれていません。詳しい状況を Google に伝えたいときは、フィードバックだけに頼らず、管理者経由で Workspace のサポートに上げてもらうほうが確実です。


8. 直らないときの報告と相談先

5章の手順を全部試しても直らず、障害も公表されていないときは、報告に進みます。報告しても、その場で直るわけではありません。ただ番号と状況が Google に届けば、調査の材料になります。

8-1. フィードバックの送り方

フィードバックや問題の報告には、Gemini アプリへのログインが必要です。パソコンでの手順は次のとおりです(answer/13275746、2026-10-25確認)。

  1. パソコンで gemini.google.com を開く
  2. 画面下部の「設定とヘルプ」を選び、「フィードバックを送信」を選ぶ
  3. 内容を入力する。スクリーンショットの添付は任意だが、状況の説明に役立つ
  4. 下部の「送信」を選ぶ

iPhone・iPad アプリでは、メニューからプロフィールを開き「Report a problem」を選ぶ、とエラーヘルプの iPhone・iPad 向けの記載にあります(英語版の表記)。Android アプリでは、左上のメニューからプロフィールを開き、「Feedback」→「Get started」の順に選んで内容を入力し「Send feedback」を押す、とフィードバックのヘルプの Android 向け記載にあります(同ヘルプ Android 版 2026-10-25確認)。日本語画面での項目名は確認していません。

特定の回答についての評価なら、回答の下の高評価・低評価のアイコンを使います。理由を選び、文章を添えて「送信」します。

8-2. 送られる内容に注意

ヘルプによると、フィードバックには関連する会話、つまりプロンプトと Gemini の回答が含まれます。アップロードしたファイルや画像、連携アプリから Gemini が取り込んだ個人的な内容も収集される場合があります。

業務の資料や個人情報を扱っていた会話で報告するときは、送信前に内容を確かめてください。会社のアカウントなら、送ってよいかを社内の規定で確認するのが安全です。

8-3. 報告に書く項目

エラーヘルプが明示しているのは「エラー番号を説明に入れる」ことだけです。それに加えて、次の項目があると状況が伝わりやすくなります(この追加項目は筆者の提案です)。

  • 表示された文言と番号
  • 発生日時(JST)
  • 端末・OS・ブラウザまたはアプリの版
  • アカウント種別(個人の無料・有料、仕事・学校)
  • 添付や音声入力の有無
  • 試した手順と、その結果

8-4. 相談先の分かれ方

アカウント相談先
個人(無料・有料)アプリ内の「フィードバックを送信」、Gemini アプリ ヘルプのコミュニティ
仕事・学校(Workspace)まず組織の管理者や情シス。管理者から Google Workspace のサポートへ

Gemini アプリ ヘルプのコミュニティには、同じ番号のエラーについての投稿がいくつもあります。他の人も同時に困っているかを見る材料にはなりますが、回答は利用者どうしのもので、公式の見解ではありません。


9. よくある質問

Gemini のエラーの原因は何ですか。番号ごとに違いますか?

公式ヘルプは、1060 を除く (2)(4)(5)(7)(9)(12)(13)(17) と 1000+(1099、1185 など)を、処理中に起きた「予期しない問題」としてまとめています。番号ごとの原因は書かれていません。原因は、障害・混雑、利用上限、連携アプリ、手元の端末と通信のどれもあり得るので、4章と5章の順に切り分けてください。

エラーを回避するにはどうすればいいですか?

再送信、新しいチャット、添付の確認、テキスト入力への切り替え、通信の確認、約5分待つ、再読み込み・再起動、が公式ヘルプに挙がっている手順です(掲載順。順に全部行う決まりはありません)。長い会話を続けているなら、話題ごとに新しいチャットを始めると上限の消費も抑えられる、と利用上限のヘルプは助言しています。

「お住まいの地域では利用できません」や 1060 が出ました

国や地域で Gemini アプリが使えない可能性を示す表示です。ウェブアプリは日本を含む 230 以上の国と地域で提供されていますが、モバイルアプリは提供状況が異なる場合があります。日本で使っていて出たなら、VPN や海外経由の接続になっていないか確かめてください。

会社のアカウントだけでエラーになるのはなぜですか?

一部の機能は仕事・学校のアカウントでは提供されないこと、管理者が Gemini アプリをオフにしていること、上限の数え方が個人向けと違うこと、が考えられます。設定の変更は反映に最大 24 時間かかることもあります。7-3 の項目をまとめて管理者に相談してください。

API や AI Studio、Gemini CLI で出る 429 も同じですか?

別のものです。この記事は Gemini アプリの表示を扱っています。API の 429 RESOURCE_EXHAUSTED や CLI の上限は、Gemini無料制限はアプリ・API・CLIで別物 で扱っています。


10. まとめ

  • Gemini アプリの番号つきエラーは、公式表に載った番号は 1060 を除いて「予期しない問題」の1グループで、番号から原因は決まりません
  • 文言で見ると、Too many requests は混雑か上限、I cannot fulfill this request は連携アプリ未接続の可能性、Terms of service は規約更新、location は地域に当たります
  • 切り分けは、ステータス ダッシュボードの「Gemini」の行、上限の表示、公式の手順7つの順で進めるのが筆者の提案です。障害が載っていれば詳細の影響範囲と回避策まで読みます。ダッシュボードは Workspace 向けで、個人アカウントの障害を網羅するとは書かれていません(個人を含む障害が載った例はあります)
  • 会社・学校のアカウントは、機能の可否・アプリのオン・オフ・上限が組織側で決まるので、表示・時刻・経路・試した結果をまとめて管理者に渡します
  • 直らなければ「フィードバックを送信」で番号つきで報告します。会話や添付が一緒に送られる点には注意してください

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