Cursorの使い方──Linux arm64版も配布、Cmd+Kは選択範囲・Cmd+Iはサイドペイン、無料Hobbyで枯渇後の挙動まで書かれているのはTabの月次枠
Cursorを入れて、自分のコードがAIに書き換わったdiffを初めて見るまでにやることは4つです。配布ページから自分のOSとアーキテクチャに合う版を落とす、起動してサインインする、リポジトリを1つ開く、Cmd+I(Windows・Linuxは Ctrl+I)でサイドペインを開いて変更を1つ依頼する。依頼が通れば差分が出るので、それを確認します。利用枠・通信・権限・指示の中身によっては差分まで進まないこともあります。公式のクイックスタートも、サインイン → Cmd+I でAgentにコードベースを説明させる → 変更を頼む → diffビューで確認、という並びで書かれています(Cursor Docs Quickstart 2026-09-20確認)。 詰まるとしたら手順ではなく、そのあとです。補完が出ない、サインインが弾かれる、Agentが目的のファイルを読まない。この記事は手順を並べたうえで、公式のトラブルシューティングに載っている症状と対処を1枚の表にまとめます。 この記事の日付について。 2026-09-20に調査・執筆し、公開日の2026-10-04に配布ページ・料金ページ・料金ドキュメント(Models and pricing)・Tab / Inline edit / Tab issues のヘルプ・Rules・Run modes・キーボードショートカットの各ページと changelog を一次資料で再確認して更新しました。本文中の「2026-09-20確認」は執筆時、「2026-10-04確認」は公開前の再確認の日付です。筆者環境の計測値は、断りがない限り2026-09-20の記録です。 この記事でわかること ダウンロードからdiffが出るまでの番号付き手順と、各ステップで画面に出る文言 Tab / Cmd+K / Cmd+I の3層がそれぞれ何を担当し、どこで切り替わるか 公式ドキュメントの機能名が、アプリ内のどのメニュー・どのキーに対応するか 補完が出ない・Agentがタイムアウトする・プロキシで通らないときの対処 無料のHobbyでどこまで動き、どの枠が先に尽きるか 1. 検証環境と、この記事で測れなかったこと 先に限界を書きます。今回の執筆環境はGUIを持たないヘッドレス環境で、Cursorのインストーラを実際に起動して操作することができませんでした。したがって企画段階で予定していた2つの実測、すなわち「ダウンロードから最初のdiffまでの完走タイム」と「無料枠が止まった瞬間の画面文言」は、いずれも測定できていません。推定値で埋めることはしません。 この記事に出てくる数値・文言・キー割り当ては、2026-09-20に取得した公式ドキュメントと配布ページの記載で、一部は2026-10-04に再確認しています。出所と確認日はその都度添えます。 項目 内容 OS Linux 6.14.0-1015-nvidia(aarch64) GPU / VRAM 該当なし(Cursorはクラウド側で推論するためローカルGPU要件は論点にならない) Cursorのバージョン 2026-09-20の配布ページの表示で 3.21(2026-10-04確認の最新は 3.22。アプリ内のバージョン情報は未確認) 確認方法 公式ドキュメント・配布ページのWeb取得のみ。アプリの実操作なし 検証日 2026-09-20(JST) ローカル環境で行えた確認は1つだけです。手元の主リポジトリ1本に .cursor/rules ディレクトリは存在しませんでした。~/Documents/gh 配下の全リポジトリを対象にした走査は、ファイル数が多くタイムアウトして完了できていません。「0本」と断定できるのは1本ぶんの範囲です。 2026-10-04 再計測:走査の深さを絞り直したところ、~/Documents/gh 直下のgitリポジトリ46本について、各リポジトリのルートとその1階層下に .cursor ディレクトリは0件でした。それより深い場所は今回も調べていません。 2. 一次資料の対応表 主張 一次資料 種別 確認日 最新版は3.22(2026-09-20時点は3.21)で、Linuxは deb / RPM / AppImage それぞれに ARM64 と x64 がある cursor.com/download 公式配布ページ 2026-10-04 macOS 12以降、Windows 10以降。Linuxはapt / dnf / AppImageの3経路 Cursor Docs Quickstart 公式ドキュメント 2026-09-20 Agentは Cmd+I / Ctrl+I でサイドペインに開く Cursor Docs Agent Overview 公式ドキュメント 2026-09-20 Inline editは Cmd+K / Ctrl+K、質問モードは Opt+Return Cursor Help Inline edit 公式ヘルプ 2026-10-04 ルールは .cursor/rules/ の .mdc。同ディレクトリの素の .md は無視される。AGENTS.md は別方式の指示ファイル Cursor Docs Rules 公式ドキュメント 2026-10-04 無料のHobbyにはTabの月次上限があり、使い切ると次の請求サイクルまで補完が止まる Cursor Help Tab issues 公式ヘルプ 2026-09-20 Hobbyは無料・クレカ不要、Pro が月20ドル、Pro+ が月60ドル、Ultra が月200ドル cursor.com/pricing 公式料金ページ 2026-09-20 Privacy Mode有効時、コードは学習に使われない Cursor Help Privacy 公式ヘルプ 2026-09-20 既定の実行モードはAuto-reviewで、Linuxのサンドボックスは Landlock + seccomp(カーネル6.2以上)、Bubblewrapのフォールバックもある Cursor Docs Run modes 公式ドキュメント 2026-10-04 料金ページは Hobby / Individual / Teams / Enterprise の4列で、個人向けの Individual の中に Pro / Pro+ / Ultra の切替があります(2026-10-04確認)。個人向けの段で数えると Hobby / Pro / Pro+ / Ultra の4段です。このほか公式ヘルプの料金一覧には Hobby(無料)/ Start(インド限定・月額649ルピー、税込)/ Pro(月20ドル)/ Pro+(月60ドル)/ Ultra(月200ドル)が並んでいます(Cursor Help Pricing 2026-09-20確認)。料金の話をするときは、どちらのページを見た値かを添える必要があります。 ...